引越し準備をスムーズに!段ボールへの本の梱包テクニックと役立つコツ紹介

引越しの準備中に予想外に時間がかかることが多いのが、本棚に並べられた本の整理とパッキングです。

一見すると整然としていて、パッキングが簡単そうに見えますが、サイズがバラバラであるため、ダンボールへの収納が思うようにいかないことがよくあります。

特に、本の重さが梱包作業を複雑にする主な理由の一つです。紙製品は重たく、扱いには特に注意が必要です。

この記事では、本を効率的かつ安全に梱包する方法と、役に立つヒントを紹介します。

梱包開始におけるダンボール選択のポイント

梱包を始める際の最初の一歩は、適切なダンボール箱を選ぶことです。

あまりに大きなダンボールは避けたほうが無難です。

引越しの専門家であれば20kgの荷物も容易に運べるかもしれませんが、荷物が重くなるほど事故発生の可能性が高まります。

重たい荷物の扱いによっては、ダンボールの破損や作業者の怪我に繋がる恐れがあります。

一般的に、ダンボール一つあたりの重さは5kg程度に抑えることが推奨されています。

2Lペットボトル用ダンボールの活用術

できれば引越し業者から提供される小さめのダンボールを使用するのが最適です。

もし小さいダンボールが入手できなかったり、提供されなかったりする場合、2Lペットボトルが入っていたダンボールが非常に便利です。

このタイプのダンボールは、通常6本の2Lペットボトルを入れるためのもので、最大12kgまで耐えられる強度を持っています。サイズも適度で、本を収納するのに最適な選択肢です。

近くのコンビニやスーパー、酒店などに尋ねれば、比較的容易に手に入れることができるでしょう。

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段ボールの正しい組み立て方と補強方法

段ボール箱を組み立てて本を収納する時、適切に補強することが大切です。

適切な箇所にガムテープを使って強化しましょう。ただし、箱の全体にわたってテープを使うのは避けてください。

引越し作業時、作業員は段ボールの角を掴んで持ち運ぶことが多く、角にテープがあると滑りやすくなり、落とすリスクが増えます。

通常、段ボールの底面は「十字」にテープを貼って補強しますが、本を入れる場合は横にもう一本テープを追加して「キ」の字形にすることで、より強固にできます。

これにより、本の重さで底が抜けるのを防ぎながら、搬送しやすくもしてくれます。

段ボールへの本の効果的な詰め方

段ボールに本を詰める際、スペースを有効に使いつつ、本同士がずれないようにすることが大切です。

他の荷物と同様に、できるだけ隙間を作らないよう心掛けて、運搬中の本の動きや傷みを防ぎましょう。

本を箱に詰める際の基本は、まず平置きで積み重ねること。

隙間ができてしまった場合は、そのスペースを縦に立てた本で埋めることで、隙間なしでしっかりと梱包することが可能です。

箱の中に本を詰め過ぎないことが重要

段ボールに本を詰める時は、箱をいっぱいにし過ぎないようにしましょう。

箱を開ける際に使うカッターで、ぎっしり詰めた本を傷つけてしまう恐れがあるからです。

適切な量を詰めたら、箱の上部には軽いものを入れるといいでしょう。たとえば、今は使わない季節の衣服やカーテン、布団カバーなどがおすすめです。

これにより、本を守りつつ、段ボールのスペースも最大限に活用することができます。

ダンボールの中身をはっきりと表示する

本をダンボールに詰めたら、中身が何かをはっきりと示しましょう。

「書籍」「重いもの注意」といった表示をダンボールの目につきやすい場所に貼り付けることが大切です。

引越し作業員が重たい荷物を先に運ぶことが多いため、ダンボールに何が入っているかを明記することで、誤って軽いと思って重い荷物を持ち上げ、怪我をするリスクを避けることができます。

本を紐で束ねるのは控えるべき

引越しの際に本を紐で縛ることは推奨されていません。

紐で縛った本は搬送中に取り扱いにくくなり、紐が手に食い込んで不便を感じることがあります。

さらに、紐で縛った本は重ねて持つと滑りやすく、安定して運べないことがあります。

また、トラックに積む際も難しくなるため、引越しの際はダンボール箱に入れて梱包するのがよいでしょう。

雨の日の引越し対応策

雨の日に引越しをする際は、紙製品を守ることが特に重要です。

重い本を詰めたダンボールは、よく荷物の底に置かれがちで、トラックの荷台が濡れると湿気を吸収し、本にダメージを与えかねません。

そのため、雨や雪が予想される日には、ダンボールの中にプラスチック製のゴミ袋を敷くことをおすすめします。

このシンプルな対策で、ダンボールが湿っても本が直接水を吸うのを防げます。

さいごに

本を梱包する時には、「雑誌」「漫画」「絵本」などカテゴリーごとに分けてダンボールに詰めると、後での取り出しがしやすくなります。

また、重さも考慮して、「本」「重い」などとダンボールに表示し、引越し作業員に内容物を正確に伝えましょう。

段ボールへのラベル付けについては、別の記事で詳しく紹介しています。

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