引越し時の観葉植物の梱包テクニックや注意点、廃棄方法も解説

新しい場所へ植物を移動させる時、特に大きめの植物やプランターをどのように梱包するかは少し悩むポイントです。

小さいものなら比較的簡単に扱えますが、大きくなるほど対応の仕方が気になりますね。

そして、持っていくことなく処分する必要が出た時の正しい処理方法についても、この機会に確認しておきましょう。

室内植物の引越し準備完全ガイド

引越しの際は、室内植物も丁寧に梱包する必要があります。

小さな観葉植物の梱包テクニック

  • ダンボールボックスに植物を置く
  • 空間は充填材でしっかりと埋める
  • 下部にプラスチックバッグや新聞紙を敷き、水漏れ防止
  • 引越し2日前には水やりを控える

これらの手順は、特に小さな植物に適しています。

鉢がダンボールに収まる大きさの場合、植物をボックスに入れ、隙間を充填材や新聞紙、スチロフォームで満たして安定させます。

ボックスの最下部には、水漏れを防ぐためにプラスチックバッグを敷き、その上に吸水材を置くと安心です。

新居に着いたら、植物をボックスから出して水やりを再開しましょう。

大きな観葉植物の梱包方法

大きな植物の場合、異なるアプローチが求められます。

  • 鉢だけをボックスに入れて、葉は保護しながら運ぶ
  • 植物を鉢から出し、必要に応じて葉や枝を整えてから運ぶ

大型植物は、その重さから梱包が難しく、引越し業者にお任せするのが最適です。

筆者の友人が大きめの観葉植物を運んでもらったときは、植物をダンボールで囲い、葉を保護するように運んでくれていたようです。

水やりは、小型植物と同じく、引越しの2日前から控えるのが良いでしょう。

土から出して運んだ場合は、到着後すぐ植物を植え直すことが重要です。植物は強い生命力を持っているので、適切な手入れをすればすぐに健康を取り戻します。

引越し時の観葉植物の処分ガイド

引越しで観葉植物を新居に持って行けない時の処理方法です。

観葉植物の処分方法

一般的には、植物はほとんどの地域で可燃ごみとして処分することができます。

大きめの植物は、50cm程度に切り分けて紐で縛ったり、ゴミ袋に入れて出すことができます。

庭で抜いた雑草のように、これらも同じく可燃ごみとして扱うことができるため、処理方法は理解しやすいでしょう。

土の処分方法

土の回収をしていない自治体が多い中で、不要になった土は通常、庭に撒いて処分しています。

しかし、アパートやマンションなど庭がない住居においては、処分方法に悩むことがあります。

実際には土を一切回収しない自治体は稀で、主な問題は一度に大量の土を出すことにあります。少量ならば可燃ごみに混ぜて出しても良いとされることが多いです。

プランターの処分方法

プランターはその大きさによって、粗大ゴミに分類されることがあります。

一般に、一辺または対角線が50センチメートル以上あるプランターは、粗大ゴミとして扱われます。

このようなプランターを処分する際は、地域によって異なる費用がかかります。処分費を抑えたい場合は、プランターを小さく切断して不燃ゴミとして出す方法もあります。

筆者の地域では粗大ゴミの処理に高額な費用がかかるため、不燃ゴミとして小さくして処分しています。

植木鉢の処分方法

植木鉢の廃棄方法は自治体によって異なり、サイズが大きいものは粗大ゴミとして処理されることもあります。

自治体によっては、食器類と同じく新聞紙で包んで出すよう指定されていることもあるので、事前にゴミの出し方を確認しておくことが大切です。

プランターと同様に、処分費を節約するために植木鉢を細かくし、不燃ゴミとして出す方法も有効です。この方法なら、追加の処分費用をかけずに済みます。

避けてほしい間違った植物の処分方法

引越しの際、新しい住まいに観葉植物を持って行けない場合、どのようにして処分するかで悩む人もいるでしょう。

中には、植物を自然の中、例えば山に植えることで生き続けさせようと考える人もいますが、これは絶対に避けるべき行為です。

一見、植物にとって良さそうに思えるこの方法ですが、実際には不法投棄とみなされ、自然環境に悪影響を及ぼすことがあります。

本来その場所に生息しない植物を導入することで、地域の生態系を乱し、場合によっては破壊する恐れがあります。

植物を守りたい一心で行ったことが、他の生物や生態系にとって害となる最悪の事態を招くこともあるため、この処分方法は避けるべきだと言えます。

さいごに

段ボールに入らないサイズの観葉植物については、掃除機や扇風機など他の大きな家電・家具と同様、引っ越し業者にお任せして問題ありません。

どのような梱包方法で運搬されるのか心配な場合は、事前に引越し業者に電話などで確認しておくと安心です。

また、引越し当日の作業時に誤って大切な観葉植物を倒したり、植木鉢を破損してしまうことのないように、部屋の一カ所にまとめておくことをおすすめします。

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