みかんの保存方法 冷蔵庫に入れると長持ちする?常温や冷凍庫での置き方など保存方法まとめ

箱でまとめて買うとお得なみかんですが、食べきる前に少しずつ傷んでしまうことありますよね。

また、大量に買ったor届いたみかんをすべて食べきれずに、カビが生えてしまった経験はありませんか?傷んだみかんに気づかないでいると、その周りのみかんも腐らせてしまいます。

たくさんのみかんを美味しく楽しむために、上手に長持ちさせる保存方法をお教えします。

みかんを上手に常温保存する方法

みかんは普通に常温で保存しても問題ありませんが、いくつかのポイントを押さえることが大切です。

風通しの良い、涼しくて日光が直接当たらない場所(例えば玄関)で保存しましょう。

段ボール箱に入れたみかんは、下部分からカビや腐敗のリスクが高まるため、時々、上下を入れ替えることが重要です。

また、乾燥を防ぐために、箱の底と上に新聞紙を敷いておき、蓋はせずに保管します。

段ボール箱の底部の通気性が悪い場合は、カゴ(スーパーでよく見かけるメッシュ状のカゴ)を使用し、その中にみかんを移して段ボール箱に入れると良いでしょう。これにより、箱の底部でも通気性が保たれます。

カゴが手元にない場合は、新聞紙を丸めて箱の底に敷くと、同様の効果が得られます。

みかんを積み重ねる際には、ヘタが下にくるように配置しましょう。ヘタの部分が硬く、重みを分散しやすいからです。複数段に重ねる場合も、この配置を心掛けてください。

ネットに入ったみかんは、ネットから取り出して一つずつ新聞紙で包み、冷暗所での保存がおすすめです。

大量の段ボール入りの場合も、個々に包むと良いのですが、多い場合は難しいかもしれません。

傷んだみかんの処理方法

段ボールに入ったみかんの中で傷んだものを見つけたら、早めに取り除きましょう。

傷んだみかんは周囲のみかんも腐らせる原因になります。

箱を開けるときは、裏から開けると、重みで傷んでいるみかんを見つけやすくなります。これで、みかんをひっくり返す手間も省けます。

みかんの保管期間と賞味期限

玄関など、風通しが良く涼しい場所で保管した場合のみかんの賞味期限は、だいたい2週間から4週間程度が目安とされています。

冷蔵庫でのみかん保存、適切な方法とは

冷蔵庫でみかんを保存すると、カビを防ぐことができますが、長期間保存すると乾燥や酸化が進み、みかんの甘さが減少することがあります。

冬場などの寒い時期は、常温での保存がおすすめです。

一方、暖かい季節は、冷蔵庫での保存が適しています。

冷蔵庫内でのみかん保存時は、乾燥を防ぐために、一つずつ新聞紙やキッチンペーパーで包んでください。

その上で、ビニール袋に入れて冷蔵庫に保管します。野菜室でも通常の冷蔵室でも問題ありません。

みかんを冷やして食べたい場合は、食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れておくと、ちょうど良い冷たさになります。

冷蔵庫で保存したみかんの賞味期限の目安

冷蔵庫で保存したみかんの賞味期限は、通常2~3週間程度とされています。

みかんを冷凍して保存する方法

みかんを冷凍保存すると、市販の冷凍みかんと同じような状態になります。

冷凍する際には、皮をつけたままのみかんを金属トレイに並べて冷凍しましょう。

一度冷凍したら、水に軽くくぐらせて氷の膜を作り、再びトレイに置いて完全に凍らせます。

凍ったみかんはフリーザーバッグに入れて、空気を抜いてしっかり密封して保存します。

フリーザーバッグがない場合は、ビニール袋を使っても良いですが、しっかり密封することが大切です。

水にくぐらせる理由は、みかんの表面に氷の膜を作り、乾燥を防ぐためです。

もう一つの方法として、みかんの皮を剥いてから冷凍する方法もあります。

皮を剥いたみかんを房ごとに分けて、金属トレイに並べて冷凍し、凍ったらフリーザーバッグで保存します。

冷凍みかんの解凍方法

冷凍みかんの解凍は、自然解凍がおすすめです。半解凍の状態で食べると、シャーベットのような食感が楽しめます。

急いでいる場合は、お湯に短時間くぐらせると、皮が剥きやすくなります。

冷凍みかんの保存期間(賞味期限)の目安

冷凍みかんの賞味期限は、おおよそ1~3ヶ月程度が目安です。

味が最も良い状態で食べたい場合は、1ヶ月以内に食べることを推奨しますが、単に保存目的であれば最長で1年近くまで持つこともあります。

腐敗したみかんの見分け方とその対応策

みかんが腐敗しているかどうかは、以下のような特徴で判断できます。

  • カビが生えている:アオカビ、緑カビ、灰色カビなどが発生しやすく、特に灰色カビは他のみかんにも広がりやすいです。
  • 過度に乾燥している:食べることは可能ですが、パサパサしており味が落ちています。
  • 異臭がある
  • ふにゃふにゃとした質感
  • 異常な液体が出ている

このような状態のみかんは食べるべきではありません。

乾燥しすぎたみかんは捨てるのがもったいない場合、お風呂の湯に浮かべてリラックス効果を得るのも一つの方法です。みかんの皮に含まれる油分がお湯を温かく保ちます。

さいごに

みかんは通常、常温で保存するのが適しており、涼しい季節では冷蔵庫よりも常温保存が望ましいです。

適切な気温、湿度、圧迫を避けることで、みかんを新鮮に長持ちさせ、最後まで美味しく楽しみましょう。