秋に美味しいかぼちゃが出回ると食べたくなる「かぼちゃの煮物」。
かぼちゃをたくさん貰ったときの大量消費や、週末の作り置き、お弁当のおかずとしても大活躍してくれる調理方法です。
かぼちゃの煮物を作りすぎた時、または前もって準備したい時など、どのように保存すればよいのか、そしてどの程度の期間持つのかをご紹介します。
かぼちゃの煮物は常温保存できる?日持ちは?
気温が低めの室内で保管すれば、すぐに腐敗することは少ないですが、原則として室温(常温)での保管は避けましょう。
特に暖かい季節には、半日で悪くなることもあります。朝のうちに調理しておいた煮物を、夕食で食べるまで鍋に入れたまま放置することも避けるべきです。カボチャの煮物は傷みやすいので、注意が必要です。
涼しい場所では最大で1日、暖かい時期は6~12時間、夏場では最大4時間が目安です。
基本的には常温での保存は控え、粗熱がとれたら冷蔵庫で保存するようにしましょう。
かぼちゃの煮物は冷蔵庫で何日もつ?
かぼちゃの煮物を冷蔵庫で保存するときには、まずは粗熱が取れるまで待ちましょう。
煮物が冷めた後、お皿にラップをして保管する方法もありますが、長持ちさせるにはプラスチック製のタッパーや蓋付きのガラス容器など密封できる容器に入れることをお勧めします。
味付けや季節にもよりますが、冷蔵庫で保存したかぼちゃの煮物は2~3日を目安に食べきるようにしましょう。最大5日ほど保管しても味などに問題がないこともありますが、味も落ちてしまうためなるべく早めに消費することをお勧めします。
また、美味しく安全に保管するコツとしては、1日おきなど定期的に中心部までしっかり熱を通して再加熱することで、保存期間を延ばすことができます。
保存状況が心配な方は、鍋に移し替えたり、電子レンジを使用して加熱するようにしましょう。
かぼちゃの煮物を冷凍保存方法や解凍方法 日持ちはどれくらい?
使用するかぼちゃの種類や味付け、調理方法によっては食感や味が変わる可能性がありますが、かぼちゃの煮物は十分に冷凍保存が可能です。
冷凍する際は、一度に食べる分を目安にラップで包み、さらに密封できるようなタッパーやジップロックバッグに入れます。ジップロックを使う場合は、空気をしっかりと抜くようにしましょう。
煮汁がある場合は、そのまま一緒に冷凍しても良いですし、カボチャとは別にして冷凍でも、どちらでも大丈夫です。
また、お弁当用カップにカボチャ煮を入れた状態で、タッパーや他の容器で密閉して冷凍すると、お弁当にも使いやすくなります。この方法なら、食べる時には自然解凍されており、夏場は保冷剤としても機能します。
冷凍庫に入れて保存しているかぼちゃの煮物を解凍するときは、室温で自然解凍するか、前日から冷蔵庫に移してゆっくり解凍する方法があります。
また、急に食べることになったときや、急いで解凍したい時には、電子レンジで加熱しても構いません。
冷凍庫で保管したかぼちゃの煮物の保存期間は約2週間が目安です。最大で1か月程度は保存可能ですが、味が落ちてしまうことを考えると早めに食べるのがおすすめです。
かぼちゃの煮物をリメイクして美味しく消費する方法
「かぼちゃの煮物を作りすぎたけど冷凍庫がいっぱい!」という時や、「冷凍して解凍したら食感が悪くなっちゃって美味しくない・・・」という場合は、リメイクして食べましょう。
私が実際によくしている、お勧めのカボチャの煮物のリメイクを3つご紹介します。
冷蔵庫や冷凍庫で保存しておいたかぼちゃの煮物を電子レンジで温めます。
フォークで煮物を崩すようにして、マヨネーズ・塩コショウで味を整えるだけで完成です。煮物自体に味がついているので、味付けが濃くなりすぎないようにご注意を。
塩もみしたきゅうりや刻んだハム、プロセスチーズなどを一緒に混ぜるのもお勧めです。
細かく刻んだ玉ねぎをオリーブオイルで炒めた後、薄力粉を少し加え混ぜます。
そこに保存しておいたかぼちゃの煮物を加え、木べらで潰しながら加熱します。
牛乳を加えて混ぜ合わせた後、ブイヨンを投入し、塩とコショウで味を整えます。
最後にブレンダーやミキサーでよく混ぜ合わせたら完成です。
冷蔵庫や冷凍庫で保存しておいたかぼちゃの煮物を電子レンジで温めて、耐熱皿に並べます。
とろけるチーズ(ピザ用のチーズ)をかぼちゃの上に乗せるようにして、オーブンで焼き色が付くまで焼いたら完成です。粉チーズをかけるのもお勧めです。
溶けたチーズがかぼちゃに絡んで、とても美味しいですよ。
さいごに
かぼちゃの煮物を冷蔵庫や冷凍庫で保存する方法やコツ、注意点などをご紹介しました。
冷凍したままお弁当に入れたり、晩御飯のおかずがちょっと足りない・・・という時にも役立ちますが、衛生面に注意して保管するようにしましょう。
「かぼちゃ煮物 リメイク」と調べるとたくさんのレシピが出てくるので、食べ飽きてしまった場合はアレンジして楽しむと良いですね。