茹でた栗は、栗ご飯を作ったり、スイーツづくりに使ったり、楽しみ方が色々ありますよね。
この記事では、茹で栗の正しい保存方法について詳しくご紹介します。
冷蔵庫や冷凍庫で保存するときの注意点や、おいしく食べるための解凍の手順・コツについても参考にしてくださいね。
茹でた栗は常温で保存できる?
常温での茹で栗の保存はお勧めできません。季節や保存条件にもよりますが、半日で腐ってしまうこともあります。
すぐに食べるという場合でも、冷蔵または冷凍での保存が適切です。
茹でた栗を冷蔵庫で保存する方法と注意点
茹でた栗を冷蔵庫で保存する場合は、冷めたら水気をよく拭き取り、密封できる容器やジップロック袋に入れて、空気に触れないようにして保存するようにしましょう。
茹で栗を冷蔵庫内で保存した場合、賞味期限は大体3日間ほどです。それを過ぎると味が変わる可能性があるため、なるべく早く食べるのがおすすめです。
茹でた栗を冷凍庫で保存する方法と注意点
まず、茹で栗を冷凍保存する際は、少し硬めに茹でることがポイントです。通常の柔らかさで冷凍すると、解凍時に柔らかくなりすぎてしまうことがあります。
茹で上がった後、鬼皮と渋皮を取り除いて水分を拭き取り、ラップで平らに包んで冷凍します。冷凍庫に入れるときに金属トレイに置くようにすると、急速に冷凍することで、風味を保つことができます。
凍ったらフリーザーバッグに移し替え、しっかりと空気を抜いてから再度冷凍庫に入れましょう。
解凍したあとの用途によっては、鬼皮を剥かずにそのままにして冷凍保存しても問題ありません。
栗を茹でてから冷凍することで虫対策にはなりますが、保存期間が短くなり、どうしても味は落ちてしまいます。
冷凍するよりも、生の状態で冷凍する方が味の劣化を抑えられるので、できるだけ美味しさを保ちたい場合は茹でる前の栗を冷凍保存する方がおすすめです。
渋皮煮や甘露煮のように調理された栗は、味が濃くなるため保存性が向上します。これらは冷凍することで、より長く保存できるのでおすすめです。
また、茹でた栗をペーストにしてから冷凍保存しておくと、スイーツ作りなどにすぐに使えて便利です。
冷凍で保存した栗は、目安として1ヶ月以内には食べきるのが良いでしょう。それを過ぎると味の劣化を感じやすくなるので、早めに食べることを推奨します。
冷凍した栗は、自然解凍して使うこともできますし、急いで使いたい場合は電子レンジを使用して解凍しても問題ありません。
既に渋皮を取り除いて冷凍してある場合は、そのまま炊飯器に加えて栗ご飯を作ることもできます。
茹でた栗が腐っているか見分ける方法
栗が腐った場合、次のような兆候が現れます。
- 異常な臭いがする
- 酸っぱい味がする
- カビのようなものが発生している
- 糸を引く状態になっている
- ネバネバしている
- スポンジのように柔らかい
これらの症状がある場合は、食べない方が安全です。
また、常温で長時間放置された栗も、季節によって食中毒のリスクがあるため、たとえ見た目が変わらなくても注意が必要です。
さいごに
栗の美味しさを長く楽しみたい場合は茹でて冷凍することができますが、一番美味しく食べることができるのは茹でたてです。
とはいえ、冷蔵・冷凍保存して調理に使うタイミングを広げられるというのは便利です。
少しでも美味しさを保つために、冷凍保存の際は急速冷凍することを心掛けてみてくださいね。